浜松広報館 あの頃の飛行機


昨日観たALWAYS 3丁目の夕日'64の影響から、何だか1960年代に活躍していた飛行機が見たくなり、
久しぶりに航空自衛隊 浜松広報館 (エアーパーク)へ行ってまいりました。

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広報館のシンボルである、F-86F 966号機。
当初斜め下向きで設置される予定でしたが、
やんごとなき事情により上向きに変更されてます。
支柱と機体の結合部にその名残が確認できます。


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展示格納庫内の960号機。
主翼前縁には自動スラットが見えます。
高迎角時、主翼の上下の圧力差により自動的にせり出し、
空気を主翼上面に送り込み、剥離を遅延させ失速特性を改善するものです。
稼働状態では週に一度注油を行い、手で簡単に作動できる状態にしておかれたのだそうですが、
当然展示機にはそういった整備はなされておらず、作動はゴジゴジしています。


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飛ぶために必要なモノだけしか存在しないとも言えるこのスタイル、素敵です。
通常、水平尾翼は下向きの揚力を発生させて縦安定を維持しますが、
F-86のそれは上向きの揚力を発生させています。
同様の設計は、F-16シリーズでも採り入れられています。


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言わずと知れた戦後国産第一号、T-1A練習機。
翼型(翼断面)は、中島Kシリーズ層流翼型の発達型で、
その点からすると「彩雲」の弟分にあたる?のです。


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大変スリムな胴体です。
多くの性能でT-33Aを凌駕するのは、多くは後退翼の採用とこの抵抗の少ない胴体形状によるものです。
当時の練習機としてはトップクラスの性能を持ち、オーストラリア空軍も採用を検討したほどです。
キャノピ、降着装置はT-33Aと共通部品を用い、機外タンクはF-86の小型タンクを流用し、
運用コストの低減を図っています。


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T-1のチャームポイントである、空気取り入れ口。



ブウブウ


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F-86Fと共に航空自衛隊の基礎を築いた、T-33A練習機。
「まともな」実用ジェット戦闘機第1号であるP-80戦闘機の複座型でもあります。


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戦闘機時代の名残、ブローニングM3機関砲の砲口跡があります。
機銃を搭載した状態で運用した国もあり、その場合はAT-33と呼ばれていたようです。

1999年11月22日、悲しい墜落事故を最後に全機用途廃止となってしまいましたが、
1944年初飛行の戦闘機から発達した練習機が、1999年まで運用された事実に、ただ驚愕です。

人間を矮小化してはならぬ -T-33墜落事故-


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まあるい鼻がチャームポイントである、F-86D全天候戦闘機。
通称セイバードッグ。
運用期間は約10年と短いものの、レーダー装備の迎撃戦闘機運用を確立させた功績は著しいです。
エンジンには固定面積式ながらアフターバーナーが装備されています。
また、機首下面に埋め込み式のロケットランチャーを配するなど、実に特徴的です。


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UF-104J塗装ではありますが、F-104Jです。
最後の有人戦闘機(正しくは究極の有人戦闘機:Ultimate Manned Fighter)との謳い文句で登場した、
まさに戦闘機の星。

大推力のエンジン、抵抗の少ない胴体形状、短く薄い主翼。
SFの世界から飛び出してきたかのような、高速性能に特化した戦闘機。

その分クセがあり、色々と小細工をしてようやく運用に供するよう作られていますが、
M=1.4あたりの余剰推力によって、比較的良好な運動性能を発揮したといわれています。


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F-104Jのコクピット。
現在主流の計器配置とは違い、上下に分かれています。
中央に見えるのが高度計、その左は時計、右は横滑計、さらに右は昇降計、
横滑計の上がコンパス、高度計の下に見えるのは兵装操作パネルですね。



こういった昔の飛行機を見ていると、
ALWAYSシリーズの描く1960年代の人々の生き方にダブってしまうのです。

ひたすら上を向く時代だったのですね。




comment

Secre

カッコいい♪

86 33 マルヨン良いッスね~♪

実際にマルヨンの鳴きを聞いたこと無いので聞きたいッス(^^ゞ

T-1ラストの時、スバルマークのインテークカバーが印象的でした。

もう一度、フライトしてる姿が見たいッス(涙)

この世代の

航空機にはなぜか独特の”味”があるなぁ・・・とつい思ってしまいます。

現用機も決してキライではありませんけど。

そいえば某流用のとある後援は86の実機がベタベタ触れるので、私の昼食&昼寝場所です。

あ、29日お世話になります。m(_ _)m

No title

>郡民さん
マルヨンの咆哮、wmaデータで持ってるので、
顔本の方にリンク貼っときます~
古い飛行機をフライアブルにしておく文化が欲しいですねぇ~

>22Bさん
昔の飛行機は、計算機と紙と鉛筆で設計したがゆえに、
自ずと人間臭さがにじみ出てきたのではないかと思います。
某後援、昔の格納庫の柱が残ってたりと、結構貴重な場所なんですよね~
私も時々寄ります。
29日はお待ちいたしております!
プロフィール

まーすぃ軍曹

Author:まーすぃ軍曹
サバゲチーム"H.S.S."元会長

銃口管理と楽しいサバゲの伝導師として日本のサバゲを元気にします。

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